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Special

SAKURAI Keiko

Berlin

イメージのかけらをめぐる旅

今春、Berlin へ旅に出ました。
きっかけは、5年前にひとり旅をしたAlaska北極圏の村で出会ったBerlin在住のEvaという78才になる友だちを訪ねるための旅でした。
Evaと出会ってからBerlinを意識するようになり、様々なBerlinを思い描くようになりました。
10年前の壁崩壊・環境先進国ドイツの首都・混迷する政治経済、そして混沌とした人々の生活等々 ・・・。
私が実際に訪れたBerlinで目にしたものは、それまで思い描いていたBerlinとは違った印象を受けるものでした。
歴史の渦に翻弄され続けたBerlinには、穏やかで、ゆっくりとした優しい時間が流れ、そこに住む人々は、明るく逞しく、そして自由闊達でした。
今回の写真展では、私自身が思い描いていたBerlinと、実際に訪れ感じたBerlinの-イメージのかけらたち-を、モノクロ作品を通してご覧下さい。


本作品は、1999年11月に東京写真文化館5F STAGEで行われた写真展より抜粋したものです。(編集部)