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8月1日 とある河原(砂地)〜Gumi〜プサン〜

 起きたら0550だった。
 時計のアラームを0430にセットしてあったのだが、いつまにか帽子の下になってしまっていて、聞こえなかったようだ。
 パンとゆで玉子で軽く朝食を済ますと、城後さんが合流してきた。
 出発は、0710。
 丁度3時間漕いで、10時ちょい過ぎにGumi到着。
 かなり大きな街で、LG電子等の電子機器関連の工場が沢山あった。
 荷物を広げて乾かしつつ、橋の下で休憩しつつ。
 近くに居た、制服を着た人に話しかけられたので、安東から4日間で来たと言ったらすごく驚いていた。呆れていたような気もするけど。
 ちなみに、私は韓国語がまったく出来ないので、日本語で話した後、ナンチャッテ英語で話す。
 つまり、
「安東からグミまで、4日間かかって、この艇できました。Andon to Gumi 4-days by my boaut(スペル違うかも)」
 てな具合である。
 異論は多いと思うけど、私はたいていの場合日本語で話す。
 地球の裏側でなく、韓国なのだ。
 会釈しつつ、「こんにちは」だし、「どうもありがとう」だ。
 装備を12時まで乾かして撤収すると、近くに居た警察だか消防だか自警団だかに招かれて、お昼をご馳走になってしまった。
 橋の下の宴である。
 私は焼酎のペットボトルを差し出した。
 50歳くらいの方が招いてくれ、あとから30代らしき方が2名と、40代らしき方が一名くわわった。
 手をあわせて「いただきます」
 韓国では、年長者の薦めは断ってはいけないし、おごられるのは通常のこと、と、映画「ソウル」で学習していたので(ほんとにそれで良いのか?)、遠慮なくガンガン食う。
 うまい。
 焼酎の冷水割、ご飯、味噌をつけて食べるししとう、スープ、肉を茹でたもの、スープ、キムチ。
 肉は、岩塩のようなものをつけて食べるのだが、この塩が絶品。
 「うまい」を連呼。
 ししとうに唐辛子レベルが混じっていて、生涯で一番辛い思いもしたけれど(泣きました)、なかなか良い昼食でした。
 手を合わせて、「ごちそうさまでした」
 なんとまぁ、バスターミナルまで送っていただけるとのことで、パトライトのついたジープの助手席に乗車。しかも後ろはオープンで窓枠も外す。そりゃもう、顔が緩む。
 バスターミナルは意外に遠くて、10分くらいかかった。
 大きな街だ。
 送っていただいた方とはがっちり握手。
 バスでプサンまでは10,700wだった。とにかくチケットを買う。
 実は、今回2つの川を下る予定だった。最初にソウルへ流れ込む川の上流をやり、その後でプサンへ流れ込む上流をやるはずだった。
 ところが、城後さんの提案で予定を変更し、先にプサンへ流れ込む川の上流をやった。
 ところが、これがもう、今までで最悪の川下り4daysな感じで、ほとほと嫌気がさしてしまった。
 で、早々に日本へ帰ることにした。実は、相当重要な仕事を一事停止させて韓国へ来たのだが、そこまでする価値がなかったのだ。詳しくは、気が向いたらまとめで触れよう。
 城後さんとはバスターミナルで別れ、1330発のプサン行きのバスに乗り込む。
 プサンには、地下鉄で言うと、一号線の北の外れに、新しいバスターミナルが出来ていて、色々様子がかわっていた。今年発行されたPIAのガイドブックにも出ていない。
 バスを降り、地下鉄で国際フェリーターミナルへ向かう。
 18時前に、汗だくでなんとか到着。8/5発のチケットを差し出して、今日乗せてくれるように交渉。
 結果OK。
 19時発なので、大急ぎ。私がラストかと思ったら、飛び込みで2名登場、てな感じ。
 手荷物検査でガスカートリッジを没収されてしまった。無念、船内でラーメン作ろうと思っていたのに。
 出国審査では、どこへ行ってきたのか詳しく聞かれた。日本語&英語で問題なし。
 無茶な日焼け具合を笑われた。
 船は関釜フェリー「はまゆう」
 立派!
 乗客の大半は韓国人のようだ。
 子供がやたら多い。
 まずは、缶ビール。
 220円で500mlのキリンラガーが買える。
 一気にぐびぐび。
 つぎに、ゆったりとシャワー。
 続いて、また500mlをぐびぐび。今度は、残っていたツナ缶がツマミで、原稿を書きつつ、写真を撮りつつ。
 そうこうしていると、定刻やや遅れで出港した。
 さらば、韓国。
 ビールを飲みほしたので、レストランへ。
 夜景を眺めつつ、またしてもビールと「はまゆう定食」で計1,450円。ビールの中瓶が250円なのは、免税なのかな?
 いやあ、極楽。
 旅はやっぱ、船でなくちゃあ。
 ちなみに、これは食いながら酔いながら書いているんだけど、下関までは僅8,500円。私が下関市民なら、定番のデートコースにするね。(馬鹿)
 寝ようとしたのは22時ころだったんだけど、韓国の餓鬼どもがロビーや通路で2時近くまで騒ぎまくっていたので時々起こされた。日本人だったら叱ってやったところなのだが、気奴等には火に油かも知れないのでやめておいた。


夜明け


上陸!


乾かすべし


宴である


送られるのである


バスに乗るのである


Gumiにて車窓から。携帯電話に興じる3人とその周辺


プサンの近代的なバスターミナル


さらば、韓国