TopMenu / DO-YAH Menu

10月16日 伊豆大島〜(式根島)〜神津島

 0240頃から、時々タクシーがやってきて、それらがエンジンかけっぱなしで寝るもんだから、うるさくて寝られやしない。
 それでも、寝たり起きたりを繰り返し、ターミナルが開いた5時頃まで寝ていた。
 空はまだ暗い。
 ターミナル内でパンとジュースの朝食をとり、メールチェック。携帯電話の遅さに愕然として、画像のアップロードを試みる気をすっかりなくした。
 乗船券を買った(20%割引の券を使って、式根島まで910円)あとは、ぼちぼちと原稿書き。
 ようやく、いつものペースをつかみつつある。

 船は、定刻0620に出港。早速寝る。
 で、結果、寝過ぎた。
 おばちゃんに、着いたよ、と起こされたら、そこは神津島だった。ひとつ行きすぎてしまったのだ。
 折り返す船で戻ってもよかったのだが、ま、いっか、と、追加で90円払って島に降り立った。まだ10時すぎだった。
 ターミナル前に荷物を広げて対策をたて、行動開始。
 晴れていて、Tシャツでも暑い。
 ターミナル近くの市場(水揚げ場)でトビウオの相談をし、200mくらい離れた漁協で相談をし、観光協会で相談をした。
 なかなか有益な情報を得られた。
 で、あとは観光。
 商店で食料を追加し、山へ向かう。
 天上山のトレッキングコースは、白鳥ルートが地震の影響で崩れたままで、黒島口ルートのみが使える。
 集落から5時間コースらしいのだが、出発した時にはすでに12時をまわっていた。
 途中、建物の陰でインスタントラーメンと缶詰とご飯という、いつもの昼食。
 1330に再出発したのだが、この時すでに道を間違えていた。
 しばらく進むと工事業者が測量をしていて、この先には何もないと教えてくれた。
 がーん、と、昼食ポイント以下まで下り、高度にして100m近くを失った。
 ようやく登山口に着いた時には、1430になっていた。
 登山口脇にレーザーを残し、代わりに無料で置いてあった竹製のストックを2本借りて、いざ行かん。
 ルートは、ひたすら階段状ののぼりだが、一合目ごとに標識が立っているし、だいたい二合目おきくらいにベンチがあって励みになった。ただし、ひたすらずーっと日差しを浴びっぱなしなのはつらい。
 ちんたら登っていたせいで、山頂の外れについた時には16時近かった。(山頂の最も高い地点で547m)
 500mlの発泡酒を一気に飲み干す。
 この頃から、天候が悪化してきていて、雲が広がり出していた。
 観光案内所でもらった山頂の詳しい地図を検討し、散策することに決定。遅くとも一時間くらいで戻って来られると予測し、荷物の大半を残しで出発。これが判断ミスだった。
 結局、ぐるりと山頂を散策して戻って来られたのが18時。
 1730頃からは、すっかり夜な感じで、明かりが必要な場面もしばしば。
 とはいえ、山頂一帯は景色も素晴らしく(伊豆七島が見渡せます!)、時間がないのが悔やまれた。
 気合一発、ほとんど足元も見えない暗さになっていたのだが、500ccだけ残して水を捨てて軽量化し、ボタン電池駆動の小さなLEDランプ一個を頼りに下山開始!
 の、はずが、すぐにそれが不可能だと悟った。ルートが急斜面で見晴らしがよいために、集落の明かりが視界に入り、足元がまったく見えないのだ。小さなLEDランプひとつでは歯が立たない。
 あきらめて、山頂寝を決意。明日水曜日は温泉が休みなので、なんとか今日入りに行きたかったのだが。雨の心配もあるし。
 風を避けるために、千代池というポイントまで移動し、そこにあったテーブルとベンチを拝借。
 食欲がなかったので、バナナだけを食べて、19時頃にはシュラフに潜り込んだ。明日は、4時起きで下界を目指す予定だ。


神津島到着


相変わらずの昼メシです


山頂より下界


千代池(水はない)とテーブル。ここで寝ることになろうとは!


山頂の様子その1


山頂の様子その2


式根島など


1930頃、下山口へ向かう途中で集落を見下ろす