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8月30日 〜船上(カナダ領内)〜

 腰が痛くて、何度も目覚めた。
 6時過ぎに、我慢の限界に来て起床。湿布を貼った。(昨日貼ったものは昨夜はがしていた)
 船は、プリンスジョージを遥かに通り過ぎていた。
 外は雨で、うねりが高い。改装されていて奇麗な船だが、造られたのは随分昔(1974年)で設計が古いのか(海峡のためにフィンスタビライザーが付けられないのかも知れないか)、大げさに揺れている。
 朝食は、カフェでサンドイッチとコーヒー。袋菓子がおまけで付いて、5ドルだった。
 船は、8時過ぎに小島だらけの海峡地帯へ入り(もうすぐバンクーバーアイランド)、速度をぐっと落とした。
 私は原稿書きと読書。
 腰は、活動を始めれば痛みが和らいでくる。明日は早起きの必要がありそうだ。(起きた直後は靴下を履くことすら困難なのだが、一時間も活動すればだいたいOKとなる)

 読書をしたりシャワーを浴びたり(50セントだ)して時間を潰していると、1030頃からオーロラについてのビデオが始まった。30分のが2回繰り返されたんだと思う。私は途中で眠ってしまって、そのまま1230まで起きなかった。
 昼食は、昨日買ったベーグルとクッキーとカルビーのさやえんどうスナックを少々。それとジュースだ。ジュースはV8という割と有名なシリーズのもので、ストロベリーとバナナが配合された1.89リットルのボトルだ。すでに半分以上飲んでしまっている。
 最後の日本語の本が、14時前に読み終わってしまった。
 うーむ、「地球の歩き方カナダ西部版」か、「海外旅行とりあえず英語術」でも熟読するしかないのかなぁ。

 午後は、TVでビデオ映画を2本観た。一本はTHE LITTELE VANPIRE(スペルに不安が残る)という子供向けコメディで、もう一本は、RIPPLE ROCKという、1950年代のカナダの海峡にあった岩礁爆破実録物だった。どちらもまったく言葉が判らなかったが、それなりに楽しめた。
 夕食はレストランで、と思っていたのだが、考えることは皆同じのようで、目茶混み行列状態。
 カフェで10.25ドルの夕食を食べたのでありました。

 食後も映画を観ていた。
 おそらくメキシコの田舎街が舞台であろう、心暖まるストーリーだった。
 観終わると21時で、ラウンジからは、バンクーバーアイランドの夜景が美しく見えていた。雨はあがっていて、夜景を反射した低い雲が光っていた。船内からは星は見えなかったが、空の大半は晴れていた。
 それで、面白いことに思いあたった。
 夜が暗いのだ。
 それは、何千キロも南下してきたことを意味していて、ちょっぴり感動的な眺めだった。
 原稿を書いていたら、大型の客船とすれ違った。それ以外にも、船舶の往来は多く、速力も落としている。
 入港に備え、時計を一時間進めた。

 眠ったのは、アラスカ時間で22時前かな。


朝食


こんな所で寝てました


夕食はちょっとだけ豪華?