TopMenu / DO-YAH Menu

8月12日 ―ホワイトホース―ドーソンシティ

 ホワイトホースにも、やはり定刻到着。
 辺りはまだまだ暗く、寒い。
 今日は日曜日なので、バスデポの営業時間が短く、0700から1200までは閉めるとのこと。
 寒いのに、建物の外へ出されてしまった。
 建物の前で時間を潰していると、関西系日本人に声をかけられた。
 同じバスに乗っていたのだが、声をかけることはひかえていた。
 彼は、ドーソンを経由し、北極圏内の街、イヌービクへ行くつもりだという。ところが情報に乏しい。
 彼とは、しばらく行動をともにすることとなった。と、いうのも、まったく予定していなかった私も、イヌービクへ行くこととなるのだ。

 観光案内所へふたりで行き、オープンを待って、色々情報をいただいた。観光案内映画も観た。
 とにかく暇なのだ。
 ラスベガスへ行ったのっぽさんは、15時前の飛行機でしかホワイトホースへ着かないし、車でこちらへ向かっているIOさんは、単独運転行なので、何時にたどり着けるのか、そもそも、ほんとうにたどり着けるのか不安だった。
 イヌービク行きの方は、ホワイトホースからだと500ドルくらいかかることがわかった。しかも、バスの運行は毎日ではなく、人数がそろわない時は出ないという。
 イヌービクへの道は、ドーソンの近くから出ているのだが、740kmもある上に全面未ほそう道路。行程の半分までは民家は一軒もなく、ガソリンスタンドもない。(半分行ったところにイーグル・プレーンという給油ポイントがある)
 この段階では、まさか自分がそこへ行くことになろうとは、思ってもみなかった。
 カヌーピープルという、今回カヌーのレンタルと川への送迎をお願いする店へ行ってみたのだが、私のナンチャッテ英語ではよく通じず、14時に日本人スタッフが戻ってくるので、それから来てくれという。
 了承して、ツーリストインフォまで戻り、関西人(以後、彼の呼称はこれに統一します)と一緒に、ファーストフードのサブウェイで食事をした。
 実は、これを書いているのは16日の朝で(12日の朝からずっと書けなかったのだ)、もはや記憶が曖昧になっている。費用などを細かく記すやりかたが出来なくなっていて残念だ。
 昼過ぎに、ホワイトホースいちの観光地、クロンダイク号を見学に行った。お兄さんが説明してくれるツアーに参加して4ドルだった。案内所前にいた若くはないおねーさんに、カナダ国旗のピンバッジをもらい、嬉々として帽子に装着。
 クロンダイク号は、以前、ユーコン川を行来していた外輪船で、ガイドの説明を聞きながら20分くらいで見学。当然英語なので、内容は一割も判らず。ま、いいけどね。
 特にどこにも行くあてがないので、関西人といっしょにカヌーピープルへ。
 日本人スタッフが来ていたので、色々話を聞かせていただいた。
 カヌーピープルのおっちゃんは、ビックサーモンは危険なのでテスリンを下るべきだと繰り返していた。ビックサーモンでは、今年ひとり死んでいるそうだ。

 この時点での今後の予定は、以下のようになっていた。

8/12 車のIOさんと合流。空港でのっぽさんと合流。500km離れたドーソンシティまで移動。ドーソンシティのIOさんの知人宅へ。
8/13 予定なし。
8/14 13時過ぎに飛行機で来るIOさんの弟をホワイトホース空港でピックアップ後、買い物をして、カヌーピープルに川下りのスタート地点へ送ってもらい、キャンプ。
8/15 川下り開始

 IOさんの弟が14日しか来られないことが、のっぽさんがラスベガスへ飛んでから判明し、日程の変更を余儀なくされていた。13日の日が、まるまるあいてしまったのだ。

 IOさんは、なんと14時過ぎにホワイトホースへ到着した。たった一人での激走であった。(本来は、この車にIOさんの弟も乗っていて、交代で運転して来るはずだった。車はIOさんの弟の物だし)
 関西人も含めた3人でホワイトホース空港へ行き、のっぽさんをピックアップ。
 4人でカヌーピープルへ行って、今後の予定を詰めた。
 この辺りのいきさつは、ちょっと複雑なので省略するとして、結局、関西人を乗せたままドーソンへ出発した。
 かなり時間がおしていたので、ホワイトホースのピザ屋でピザを買い、車内で食べながら激走。
 ドーソンのIOさんの知人宅へ着いたのは、0時をずいぶんまわってからだったと思う。


バスデポ


ビジターセンター


カヌーピープル


サブウェイで朝食


クロンダイク号