TopMenu / DO-YAH Menu

8月8日 新宿―箱崎―成田―バンクーバー―シアトル

 午前中は寝て過ごし、午後からようやくパッキング。
 コンビニに行ってお弁当とウェットティッシュ、ポケットティッシュを買ってきた。
 昼飯をそれでサクっと済ませ、ガシガシっとザックに荷物を放り込んで、14時に新宿5丁目を出発。
 新宿御苑駅から地下鉄に乗り、大手町で乗り換えて箱崎の東京シティエアターミナルへ。
 そこで、今回一緒に野球観戦と川下りをする、通称のっぽさんと合流。
 箱崎で飛行機のチェックインと出国審査を済ませ、1540発のバスで成田を目指す。料金は2,900円。
 成田空港でお茶した後、1745発のAC機で飛ぶのっぽさんと別れて、私はJL18の出発口へ。定刻通り1800に飛ぶようだ。
 出発を待つ間、原稿を書く。
 今回、一部行動を共にするメンバーは、他に、8/1にバンクーバー入りしている通称IOさん、バンクーバー在住のIOさん弟、の、計4名。
 行程は、それぞれにバラバラなのが面白い。
 私の乗るJLと、のっぽさんの乗るACは、目的地が同じな上に、出発が15分しか違わない。お互いの持つ無線機で上空で会話出来る気もするけど、それも結構怖いので、試みないことにした。

 飛行機は、機材変更の影響とかで、20分の遅れと発表され、、実際に滑走路を離れたのは1830だった。
 座席だが、もともと、そこしかないとのことで窓際を割り当てられたのだが、行ってみると、隣りの女性が替わってくれないか、という。かまいませんよ、と答えると、主人があちらの席で、とのこと。見れば、反対側の3列席の真ん中の若い男が会釈した。
 なるほど。新婚旅行か? 私よりはるかに若い彼に礼を言われ、私は東洋系カナダ人の男女の真ん中へ。国籍が判ったのは、搭乗時にカナダ政府の要請により、とのことで、パスポートの提示が求められ、それを手に持ったまま座っていたからだ。
 台風9号の影響でやや揺れたが、機長の努力もあってか、恐怖を感じる程ではなかった。
 飛行中、どうもこまめにルートを変えているように感じていたのだが(不幸にも、微妙な加速減速旋回も気になってしかたないのだ。中学の時にラジコン飛行機を作って飛ばしていた影響で、どういう舵をあてたかも判る。高校の時、高い所がまったくダメだということに気がつかなかったら、自ら飛んでいたかも知れない。あ、余談が過ぎました)、途中の機長からの説明で、乱気流避ける努力をしている旨が伝えられた。
 缶ビール2缶と魚系の機内食を食べたが、眠くならなかった。
 飛行機のトイレも初めて経験したが、男女同じで並びがち、というのが気になりますね。
 薄目の本一冊と、コメディ映画一本。
 同じ航空会社が続くと、機内誌や音楽放送が同じなのがつらいですね。
 原稿も、少し書く。

 結局、飛行機が着陸したのは現地時間の11時近かった。
 着陸の一時間くらい前に軽食が出た。
 結局一睡も出来ず、読み終えた本は2冊になった。
 入国審査はかなりの列で、この時点で1225発のシアトル行きのバスは絶望的。
 それでも、空港で4人が顔を合わせた後、私は単独でGo!
 まずは、CDで100カナダドルを確保。
 100番の路線バスを探す。
 ところがない!
 いったん空港のインフォメーションに戻り、日本語が通じなかったので英語で問う。
 行ってみたら、やっぱりわからず、旧ターミナルにあったJTBのカウンターで日本語の通じそうなおばちゃんに聞いて、やっと発見できた。
 20ドル紙幣しかなくて大丈夫だろうかと不安なままバスに乗ったら、なんと無料だった。4ヶ月続いたストが開けたところで、3日間無料なのだという。
 なんたる幸運!
 シアトルやめてぐるぐる乗りたくなったけど、とにかくシアトル行きのバスが出るバスデポを目指す。
 たまたま100番のバスに乗りあわせた学生風日本人にバスデポへの行き方を聞いたんだけど、よくわからないとのことで、バスの若い運ちゃんに聞いてみた。そうしたら、10分くらい乗った所でバスは長停車し、運ちゃんは、向こうに止まっている青線入のバスに乗れという。
 その連結バスは、詰めれば明らかにまだ乗れたのに、何人か判らなかったけど、その一団が入り口近くに固まっていて、私を含めた数人が乗れなかった。最後まで文句を言っていた威勢のいいオネーチャンは乗って行ったけど。
 まだ止まっていた100番のバスに戻り、途中で3番のバスに乗り換えても行けるのではないかと提案し(そちらが当初の予定だった)、運ちゃんに降りる場所を教えてもらうことにした。100番のバスは、あらかた降りてしまっていたのですいていた。
 運ちゃんが、青線入りのバスへ乗りかえることを薦めた意味が判った。
 路線図に載ってるメインのルートを中心に、かなりちょこまかとルートをそれて走るため、時間がかなりかかるのだ。
 それでも、バスは3番のバス(架線から電力が供給される路面電車のような電気バスだ)に乗り継ぐことが出来た。
 3番のバスのドライバーは元気な女性だった。
 グレイハウンドのチケットを見せて、行きたい場所を継げると、親切に教えてくれた。
 途中、交代の運転手が現れ、女性ドライバーは乗客となったのだが、お互い降りる所が一緒だったので、パスデポの建物まで指示してくれた。
 ああ、ありがたや。
 窓口で問うと、次のシアトル行きは1405から乗車開始だという。
 グレイハウンドの7日間有効パスで、シアトルまでのチケットを発券してもらった。
 40分ほど時間があったので、マクドナルドでセットを注文し、その量に圧倒される。
 ポテトは、ジップロックし、飲み残したドリンクもバスに持ち込んだ。
 シアトル行きのバスは、国境を超えるだけあって、乗車の際にも運ちゃんにパスポートをチェックされるし、あらかじめ税関のカードを記入しておく。
 バスの運ちゃんは、中年の、いかにもアメリカ人なひとこと多いタイプで、私もパスポートの写真と違って髭がないのはどういう訳だとからかわれた。
 バスは、20人ほどの雑多な人種を乗せて定刻14:40に発車。東洋人は私だけだった。
 途中、数ヶ所に停車して乗客を追加したり、SAのような所で短いトイレ休憩を行った。
 国境越えで、ひと騒動発生。
 バスのトランクが開けられてチェックされた後、全員降りて建物へ案内され、入国審査。
 私は、時差ボケもあって(いい訳ですが)、今ひとつ英語が聞き取れなかった。
 そうしたら、ちゃんと日本語のカードがあって、向こうで書いてこいという。
 言われた通り記入し、再検査。
 で、6ドルの支払い発生。
 まずい、米ドルなんて持ってない。
 クレジットカードはないのかと言われたので、JCBトヨタを出したのだが、機械が受け付けてくれない。
 VISAかマスターはないのかと言われても、ないんだからしかたがない。
 実は、VISAカードは持ってきていたのだが、車で先にシアトル入りするのっぽIO組に渡してしまっていたのだ。(野球のチケット発券の問題のため)
 すると審査官が、バスの運ちゃんに借りてこいという。パスポートもザックも一事預かられてしまった。
 バスの運ちゃんは、待たされている乗客に説明してくれ、親切なご婦人が10カナダドルを6米ドルと交換してくれた。
 6ドルを手に、急いで審査官の所へ戻る。
 さらに、手荷物検査の際、税関の書類にも不備があったらしく、さらに色々聞かれて、ようやくバスに返してくれた。
 同様のドタバタを、別の外国人2人も演じていて、なんとかラストにならなくて済み、ふたりに感謝。ひとりだけだったら超プレッシャーだった!!
 パスポートには、入国の紙がホッチキスで止められいて、なんかちょと嬉しい。(この意味、判るかな?)
 バスは、アメリカ内でもさらに乗客を追加し、ほぼ満席に。

 結局シアトルのバスデポに着いたのは18:30頃。
 隣りのビルにあったplusマーク付きCD機で80ドル引出し、タクシーを止めた。
 タクシーで、マリナーズ対ブルージェイズ戦が行われるSAFECO FIELDまでは15分くらいだった。メーターは7.5ドルで、トランクから荷物を出してくれていた中米系の運転手に20ドル札を渡したら、5ドル札2枚でおつりをくれた。15%のチップを含めて妥当な値段だったのだが、親切だったので、もう5ドル渡した。
 試合のチケットは、すでにインターネットで3枚予約してあり、先行したのっぽIO組が、球場のチケットセンターで私のクレジットカードを使って購入していた。私が予約した関係で、私のカードが必要だったのだ。そのカードはVISAもついていたので、もし預けていなければ、国境でのドタバタはなかった。
 着いた時刻が試合開始の1905頃で、打ちあわせ通りハンディアマチュア無線機で入場済みの彼らを呼び出し、窓口で預けになっていた残りの一枚のチケットを受け取り、近くの駐車場に止めてあった車に荷物を放り込み、大急ぎでスタンドへ。移動中も、中から無線機で状況を刻々と知らせてきてくれたので、悔しさ倍増。
 初回のマリナーズの攻撃は見逃してしまった。
 試合は12対4でマリナーズが勝ち、しかも、席は一塁側内野の奥の方と、イチローを観るにはベストに近い位置だったので、大満足だった。
 ちなみに、料金は30ドルプラス税で約34ドル。
 試合中にビール2杯とホットドック、イチローのユニホームレプリカとSAFICO FIELDのプラカップで、計110ドル弱か。ユニホームレプリカは、98ドルに難色を示したら79ドルになりましたとさ。プラカップは9ドルで、これらには8.8%の税金がかかります。生ビールは6ドル、ホットドックは5ドルくらいだったと思う。ベラボーに高いする気もするけど、ベリーハッピーに球場を後にしました。
 で、そこからがひと苦労。
 車に3人乗り、空いているモーテルを探して奔走。(私は運転していないけどね)
 結局、DAYS INNという、大手チェーンのホテルの部屋の75ドルで確保。
 ベッドが2つしかなかったので、私は床にキャンプ用マットレスと寝袋で寝ましたとさ。(予備ベッドを入れてくれるはずが、なかった、とかで入れてくれなかったのだ)
 ベッドが無い分、私は20ドル分を払った。
 シャワーを浴びたり今後の予定を話し合ったりして、寝たのは2時頃か。
 長い長い一日だった。


箱崎のTCAT


成田へのバス


成田の喧騒


乗って来た飛行機をバンクーバーにて


空港の路線バス乗り場


バスの車内。料金箱にはフリーの札が


ここさら先は架線式バス


バンクーバーのバスデポ


マクドナルドでハンバーガー


バスのパス一式


高速道路


シアトルのバスデポ前。REIもすぐ近く


球場前


野球!


寝床〜