TopMenu / DO-YAH Menu

4月18日 竹島−硫黄島

 快適に、6時過ぎに起床。
 外は、雨はたいしたことないものの、強風が荒れ狂っている。小屋の外には出たくない雰囲気だ。
 こんなんで船は来るだろうか。
 ラジオでニュースを聞きながら朝食を作って食べた。奄美地方は強風警報らしい。ただ、この嵐はまもなくあがって午後には晴れてくるという予報なのだが。
 予定では、船は9時に鹿児島港を出港し、12時頃竹島に着く。この嵐のままでは荷役は困難だろう。
 さて、三島村がどういう判断を下すか。
 出港が取りやめになれば、島内放送が入るだろう。
 とにかく、読書でもして待つしかない。
 10時少し前に、放送が入った。
 みしまは予定通り出港。乗客7名、貨物36トンという情報に追加して、誰の飼料が何キロだとか、あれこれ貨物についての情報も流される。こりゃまあ、島でこそこそ何かやることは不可能だわな。
 雨は止んで、ずいぶん明るくなってきた。これで風がやめば万事OK、望むものなし、ですね。
 船は、やや遅れて入港。予定通り出港だった。料金は930円。これは、あらかじめ役場の出張所で懐中電灯ラジオを返しに行った際に購入しておいた。
 硫黄島には、やや遅れて入港。
 早速、港近くのお店で買い物をし、総合センターへキャンプの申請に行く。
 が、港に船がいるからか留守。
 待っていられないので、ザックを残して散策開始。昼食は、船の自販機でカップ麺とクッキー2種各ひと箱(100円の少量入りのやつだけどね)で済ませてある。
 硫黄島のテーマはすばり、温泉。
 総合センターの入浴は月、水、金の19:30までとのことで、これは後まわしにするとして、あと3ヶ所を制覇するのだ。
 とはいえ、まずは硫黄岳の展望台へ。ルートが高さを感じてつらかったっす。
 煙を吹き上げる山にそれほど肉薄しないけど、340mの高さまで登るのは汗かきます。
 で、お次はその汗を流すために東温泉へ。
 いやあ、よかったっす。
 当然のことながら誰もいないし、湯は熱目だけど絶景だし。(まだシケているからか、時々波しぶき浴びて恐いけど)
 いやあ、期待が高まるなぁ、と、続いて坂本温泉へ。
 残念ながら、ここでは湯につかりませんでした。海水が入りすぎていてぬるく、しかもきれいとは言いがたかったし。ここが最初なら入ったかも知れないけど、東温泉の後じゃあねぇ。
 この温泉には、坂本キャンプ場と看板のかかった小屋がへいせつされていて、無人だけど鍵がかかっていなかったので入ってみると、男女別の脱衣所や炊事場。TV付の畳の部屋にソファまであった。もちろん電気はきている。建物の裏手から、温泉へ降りていけるようになっていた。
 気をとり直して、穴之浜温泉を探す。
 この温泉、どうも妙だとは思っていた。みしま船内で買った平成8年再版のガイドブックには載っているのだが、島内に案内版がみつからない。
 ハンディGPSを駆使して探しまわった結果、ルートは見つかったものの、手前で道が崩れていて到達できず。この、ハンディGPSを使ったルート探しは、書くと面白い気もするのだが、長くなるので割愛。(私の酔いもまわってきたし)
 へとへとに疲れ果て、集落へ戻ってきたのが18:20頃。
 自販機で350ml缶ビールを2本買い、まずは一本ぐびぐび。
 岸壁にいたお年寄りと少し話をした後、いそいそとセンターの温泉へ。
 ああ、いい湯だ。
 湯あがると、もう19:30だった。
 キャンプの申請をして、テントサイトと炊事場の場所をきく。
 体育館の裏手のほうで、ステージのある周辺だという。
 ここで、油断した。
 すでに辺りはすっかり闇で、足元すら見えない。
 持参のキーホルダーLEDミニ電灯を頼りにステージと炊事場を探してみるが、ステージはあったものの、炊事場が見つからない。
 キャンプ場に電灯の設備はあるようなので、おじさんのつけ忘れだろうと、センターに戻ってみたのだが、すでに鍵がかけられていて誰もいなかった。
 同じまっくらなキャンプ場でも、竹島の故障により、で、出張所の方が懐中電灯ラジオを貸してくれたり、シケそうだから迎えに来てくれたり、まぁ、それぞれですが。
 朝になってからわかったのだけれど、ここのキャンプ場は結構荒れてます。まぁ、竹島のがきれい過ぎたのだけれど。
 まっくらではどうしようもないので、センターの玄関付近の明るいところでビールを飲みながら夕食。ちょとだけ原稿も書く。
 寝たのは、センター脇の軒下で21:30頃かな?


朝食はこんな感じ


外の様子。風がごうごう


船も揺れ揺れで入港


硫黄島に着く頃には天気はほぼ回復してました。これは登山中の硫黄岳


硫黄岳の展望台にて


東温泉


坂本温泉


坂本温泉のキャンプ場


穴之浜温泉へのルートは崩れてました