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11月18日 −南大東島

 だいとうは、予定通り7時に南大東島へ到着した。
 揺れの方は噂通りすごく、たえず何かに捕まっていなければならなかったけど、トラベルミンを飲んでいたこともあって、まったく酔う兆候はなかった。船内にはカップ麺と飲みもの(100円だった)の自動販売機しかなく、ビールで酔うつももりだったので失敗した。
 島への上陸は、クレーンに釣り下げられたカゴによるもの。
 すげー恐い。

このカゴで私も上陸したのだ

 1時間くらいで荷下ろしは終わり、だいとうは出港(港といっても防波堤もなく岸壁のみなのだが)していった。
 私は港近くのキャンプ場(誰もいないけど)に荷物の大半を残し、散策開始。
 天候は晴。日向だと汗ばんでくる。
 まずは、岩場をくりぬいた塩屋プールへ行ってみる。
 プールといっても外海に面していて、時々景気よく波が飛び込んでくる。
 私は泳ぐ気がしなかった。(もちろん誰もいない)
 島ではDoCoMoの携帯電話が使えると聞いていたのだが、港でバー2本、塩屋プールの所でバー1本である。
 現在10時。塩屋プールの近くで原稿を書いているが、ここからは送信を試みるのは辞めにした。
 昼寝し、少し早いけど、ご飯を炊いてインスタントラーメンと缶詰の昼食をとる。ストーブ(携帯コンロ)が不調だ。

 現在11:45、フロンティアロードを歩く途中の休憩所でバーが3本立っていたのでDoCoMo携帯からのアップロードを試みる。

 アップロードは失敗に終わった。
 時間がかかる上にサーバエラー。
 メールも総数は返すものの、タイムアウトでだめ。
 うーむ、衛星経由という噂は本当で、そのためにだめなのだろうか。
 相変わらず端末も不調で、まったく気が滅入る。

 ふるさと文化センターは、展示替中とかで無料だった。普段は200円らしい。昼のためか無人状態で、ゆっくり見学し、トイレを借りたりもした。島99年の歴史は興味深い。
 市街へ出て商店を確認し、役場へ。 まだ昼休み中で人はほとんどいなかった。観光地図をお願いすると、立派な村勢要覧までくれた。この中に含まれる地図が徒歩ものには大助かりの逸品。
 亀池港で釣りを見学し、日の丸山展望台で島を見渡す。なるほど北海道ライクな眺めだ。
 波に埋もれた海軍棒プールを見た後、ISDN公衆電話を求めて飛行場へ行ってみたのだが不発。
 ほとほと疲れ果て、市街へ戻る。途中、おばちゃんの軽自動車に乗せてもらった。
 2軒あるスーパーは本土なみの品揃えだし、農協と郵便局にはキャッシュディスヘンサーがあった。コインンドリーだってあるのだ。
 しかし、ISDN公衆電話はない。
 買い物を済ませ、夕暮れを歩いていると、港へ向かうトラックが止まり、荷台に乗せてくれた。
 港では、北大東島から戻ってきた「だいとう」への荷積み作業の真最中で、結局これは19時すぎまでかかった。
 闇に飲まれるだいとうを見送り、そこから徒歩3分のキャンプ場へ。
 月と星が美しい。
 調子の悪いストーブ(携帯コンロ)をだましだまし使い、ご飯を炊いて食事をとった。ビールはオリオンビールの発砲酒である。南大東100周年記念泡盛もあったけど、瓶が重いし中身は久米仙だしラベルはカラーコピーみたいだし、で、とりあえずはやめておいた。(きっと買ってしまうだろうけどね。しかも2種類のラベル両方とも)
 キャンプ場の炊事場のすのこの上にマットを敷いて、キャンドルランタンの明かりで本を読み、寝たのは22時ころかな。