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7月3日 加計呂麻島

 起きたら8時近かった。
 ここがすっかり気に入ったので、今日は一日停滞を決め込む。
 朝食を食べ、洗顔を済ませ、原稿を書いたら後、泳ぎに行った。
 満潮なので、昨日のハリセンボンのいた枝珊瑚へは行かず、防波堤と岩場辺りを見てまわった。手にはしっかり棒が握られているのだが、そういう時に限って獲物とは出会わない。
 それにしても、多くの種類の魚がいる。多少なりとも判ればもっと楽しいかも知れない。チョウチョウウオの一種、ツノダシの一種、ヘコアユの一種、ベラの一種、カサゴの一種、ハゼの一種、スズメダイの一種では、今ひとつ味気ない。
 泳いだ後は少し読書の後、昼食を作る。
 天候は晴ベースの曇だが、風がある。
 昼食の後は、昼寝と決まっている。
 昼寝の後は、泳ぐしかない。
 15時頃、干潮近くになってから泳ぎはじめた。
 生きた珊瑚が多いという話の、浜の右奥へ行って見た。
 それはもう、すごいの一言に尽きる。
 枝珊瑚が群生する中を、色とりどりの魚たちが舞っている。本当に飽きない。しかも干潮で浅くなっているので立てる所が多く安全なのだ。
 美しい珊瑚礁の映像そのままの中を(以前ケラマ諸島で半水中船から見て感動した景色の中を、シュノーケルだけで泳ぎまわれる幸せ)、のんびり漂うのはいいものだ。
 またしてもハリセンボンに遭遇したが、やっぱり逃げられた。
 それよりも大捕物だったのは大タコで、あまりの大きさにビビってしまいました。
 珊瑚の死骸で出来た岩に潜り込んだことを確認し、武器を求めていったん浜に上がった。こういう時に限って、誰にも出会わない。
 棒の先にガムテープでナイフをくくりつけ、いざ出陣。
 結果は、20分近くあれこれ戦った後、大量に墨を吐かれて逃げられた。本当にあと一歩だったのだ。悔しくてたまらない。
 ああ、この悔しさをバネに、ボクは明日からも生きていきます。(なんのこっちゃ)
 結局、17時くらいまで泳いでました。
 その後、原稿を書いている時、お約束の夕方スコール。美しい。

 飯の準備をしつつ読書をしていると、島の子供が3人遊びに来た。この集落には子供は2人で、ひとりは別の集落の子供だった。しばらく話をし、UNOや、テレビを見ることを誘われたが、ご飯を炊く必要があったので断った。
 雨は、20時頃まで降り続いた。おかげで涼しい。(とはいえ、気温29度)
 食事後、また読書してからテントへ。
 夜遅くまで、近くの民家で三味線にあわせて民謡が歌われていた。土曜日なので、教室があったらしい。
 寝たのは22時頃だろうか?


雨が降っても全然おっけー! 奥にあるのがトイレ&シャワールーム