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10月11日 中之島1日目
7時起床、のつもりが7時半。ま、そんなものでしょう。テント撤収、菓子パンと白桃の缶詰(570円もした逸品である)で朝食。
天候は曇。風は昨日よりはやや弱まったか。
心残りなイマキラ岳展望台へ向かう。荷物は港の待合所に置いておいた。
なかなかの勾配を制し、トカラ馬を摸したという展望台へ。足がすくむ程恐かったが、360度のパノラマを満喫する。晴れていれば、と惜しい。
船は定刻に出港。珍しいこともあるもんだ、と思ったら、かなり口うるさそうな責任者らしき人が仕切っていて、いつもの人ではなかった。日曜日だからか?
船内で昼食を取ったり寝たり映画を見たり(WOWOWも見られるのだ)して時間を潰す。波が高く揺れまくっている。
16時過ぎに中之島到着。雲間から日差しが覗いている。
出港して行く船に紙テープが何本も渡されて、子供たちが歌を歌った。エールの交換なんかもしている。どうやら教育関係者が島を離れる所に出くわしたようだ。すがすがしい光景だった。(ちょっと違ったことが後に判明)
中之島はトカラ列島最大で27平方キロ、人口も184人を数える。
さて、私はというと、キャンプ場へ向かうことにした。
島の中央を抜ける道ならたやすい(とはいえ8.5km)のだが、南周りで海岸線を行くことにする。
ところがこれが大失敗。
道行く人からの情報では、行ける、行けない、と意見が別れた。行けると言った人も、ひどい道だとのことだったが。案内板を見ると、道があるので行って見ることにする。
ところがこれがひたすら登りで、挙げ句の果てには鉄策で通れないようにしてあった。日も暮れた。
戻りは、林の中だと道すらもおぼつかない。
集落まで戻り、店で買い物を済ませたら真っ暗である。
とりあえず、温泉でひと風呂浴びることにした。
島には3ケ所温泉浴場があるらしいのだが、最初行った所は工事中でお休みだった。
次に行った所は乳白色のいいお湯で、シャワーの設備もあり快適。募金箱があったので心ばかしの寄付を。
湯上がりに、近くのベンチでビールを飲みながら休んでいると、いろんな人が声を掛けてくれる。
キャンプ地の情報も得られたし、としまでテープの見送りを受けていた人たちが小笠原から来た議員の一行だったということも判った。
東京から嫁に来た人、大阪から嫁に来た人、まぁ色々である。
結局そこで原稿を書きつつ、缶詰2つと魚肉ソーセージとビール1リットルを消費したのでありました。
ほろ酔い気分でテントサイトへ。
そこは東区区民センターで、すでに2張のテントが建っていた。もう21時頃たったので、うちひとつのテントの住人と少し話をし(その人は、25年前、小学校3年生まで島に住んでいたそうだ)、脇の屋根の下で野宿することにする。
エアーマットを膨らませ、シュラフカバーに潜り込む。
風が強かったうちはよかったけど、弱まったら蚊が寄ってきて、何ヶ所も刺された。仕方なく、また網を被って寝たのでした。
テープで見送る島の子供たち