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まとめ

となりの島は遠い島
 渡嘉敷島のことです。
 ほんと、すぐそこなんですが、今回行く術を探し出せませんでした。
 慶良間列島のうち、渡嘉敷島だけが渡嘉敷村として独立してしまっているんです。他は座間味村に属していまして、渡し船があります。まぁ、渡し船などなくとも、住民の大半は船を持っていますので、困らないのでしょうが。

PHS攻勢をかける
 阿嘉島にまでアンテナがあった(ASTELですが)ことには驚きました。ところが、アンテナがあることを誰も知らないんですよね。アンテナが見える民宿に泊まったのですが、宿泊客はおろか、ヘルパーや主すら知らない。年明けには携帯電話のアンテナも攻勢をかけるようで、南の島で仕事をするのが楽になりそうです。

そこにお客がいるかぎり
 半水中船は、今年の2月に座間味島にやってきたそうです。ところが、慶良間はダイビングするしかないような島。当然ダイバーは乗らないですから、お客の入りはイマイチ。客ゼロのため欠航することが多く、私が乗った日も、その日唯一の客でした。ただ、この3,000円は安いと思いました。夏ならもっと日差しが強いのでいいそうで、機会があったらまた乗りたいです。本島には観光客用の潜水艦があるのですが、那覇の宿のひとの話では、あの海域の珊瑚は死んでいるそうです。値段も1万円を超えますし。ダイバーの間では、ダイバーの手を巻き込んだ船として知られているようです。

移動手段
 島での移動手段は、原付が便利ですが、阿嘉島など、小さな島にはレンタルサイクルすらないので注意が必要です。小さな島ですから歩けばよいのですが、急なスコールはあるし、夏なら暑くて大変でしょう。宿に交渉すれば貸してくれることもあるようです。

味覚
 与那国では見掛けなかった「わさび」ですが、慶良間諸島では「からし」を見掛けませんでした。唐辛子の泡盛漬けは、船着き場の近くの店にひと瓶だけありましたが、使う人はいないようでした。ここでも沖縄そばを食べたのですが、石垣島などよりも明らかに味が濃く、調味料を追加する必要はありませんでした。(石垣や宮古では、必ず唐辛子の泡盛漬けをかける)同じ食べ物なのに特色があって面白いです。

熱帯魚見るなら港で
 潜らなくても、足下に魚の切り身をばらまけば、蝶々魚やツノダシやミノカサゴやモンガラカワハギやゴンズイがうじゃうじゃ集まってきます。

従業員はナイチャー
 沖縄出身者ではないことをナイチャーというそうだ。沖縄での高卒者の就職率の低さは深刻で、全国平均の1/4だそうだ。にもかかわらず、宿の従業員や飲食店の店員やみやげもの屋の店員にナイチャーの多いことといったら!

遂に乗る
 9人乗りの飛行機に乗ってしまいました。
 なんとか渡嘉敷島に渡る術はないものかとウロウロしているうちに帰れなくなってしまい、慶良間空港から那覇空港まで飛んでいる飛行機に乗ってしまいました。
 乗員は、パイロット、おばちゃん、私の3人。
「では、離陸します」
 なんて、マイクで言ってるんだけど、ワンボックスカーの車内みたいなものだから、肉声でも十分聞こえるの。
 それ程揺れなかったし、離着陸とも、「おお、ゲームと同じや」なんて、何か現実感が希薄でした。「これなら自分でも飛ばせそうだ」なんて思ってしまったところが、平気だった要因だろう。那覇から羽田は、相変わらず肩に力入ってましたが。
 スッチーに「画面が見やすいお席に移られては?」と言われても、やっぱり席を立てないの。B747-400の方が緊張するのね。これは直りそうもないわ。

そこに海がある限り
 次回は与那国島と、その他の島々をお送りする予定です。あの島を知りたい、という要望があったら連絡下さい。要望がなければ、久米島にでも行こうかな、と思っています。