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4月23日 下こしき村〜串木野

 夜中に何度もおきたけど(寝返りをうちにくいのと、虫に刺されたりするので、よくあることです)、結局起床は7時。
 Tシャツとパンツで寒くはないけど(私の基準です、念のため・笑)、どよよんと曇り空。
 コンデンスミルクティーと、はるばる福岡からやってきたピザパンの朝食。
 急ぐこともないので、原稿を書いたり本を読んだり。
 そのうち、霧雨が降ってきて、風も出てきたので屋根下でも濡れ出し、シャワールームへ撤退。
 長く続く雨ではないと予想。
 読書しつつ、だらだら過ごす。
 結局、リスタートは11時近くなってから。
 雨もあがり、観音三滝を見学し、11:20に出発。
 天候は急速に回復し、汗だくぜぇぜぇ。
 炎天下、ひたすら登り。
 薩摩半島眺望の丘で昼飯にするつもりだったのだが、まったく日陰がないので10分ほど休憩しただけで、12:20には出発。
 空腹をかかえ、ひたすら日陰を探して徒歩徒歩。
 とにかく日陰がないのだ。
 道の脇に、希に木陰があったりもしたのだが、そんなところで飯炊きしようものなら、トラック一台通るだけでジャリジャリ飯になってしまう。
 結局、ようやく道が下りになった「孤島の野犬像」脇に屋根付きの休憩所を発見したものの、強風になりつつあり、しかも工事現場が近いこともあって、とても飯炊きの気分にはならず、魚肉ソーセージを2本食べただけで、13:10には出発。
 下りは早い。
 結局、手打の歴史民族資料館へ13:30に着いてしまった。
 ここで、悩む。
 天候が急速に回復した時は、強い西風と決まっている。新島では、決まってそうなのだ。
 現に、西風が相当強い。
 現在は、まだ多少風波が出ているだけのようだが、果たして、明日もそうだろうか。
 資料館は、210円。
 とても丁寧に案内したいただけた。
 出たのは14:25。
 今日の船は、14:50発。明日は、10:40発。
 大いに迷った結果、今日の船に乗ることを決意。
 温泉に入れないのはとても残念だが、明日の飛行機に乗れなくなることを想像するのは恐ろしい。
 行きで、戻りの予備日を使いきっているし。
 船付き場近くでビールとかやく御飯とさつまあげを買い、船待ちの間に急いでたべた。
 高速船は、鹿島、中こしき、里を経由し、3,610円で16:55に串木野へ到着する。
 船内で、こしき列島を眺めながら、原稿を書いた。
 着いたら、怒涛のアップとメールチェックが待っている!

 メールチェック終了。
 やっぱ、こういうことでした。
「本日(2004年4月20日)午後7時56分より同Webサーバーにおきまして、 障害が発生しております」
 よりによってねぇ。
 ま、気をとり直してアップロードします。
 現在、港の公園にいるのですが、近くの木で、見たこともない鳥がキツツキしてます。双眼鏡では見られるけど、カメラじゃ小さくて何だかわからんぞい。
 のどかやねぇ。
 風はあるけど晴れてます。
 船は揺れ揺れでした。
 現在17:35。アップロードします。

 えーと、もうすぐ22:30になってしまうんだけど、これを書いているのはごくアタリマエのシングルベットの上だったりして、まぁ、なんともはや。
 前回アップロード後、しばらくはいい流れがあった。
 入浴施設への道を聞いたおばあちゃんに、「いい経験してね」あーんど、「お大事に」と言われたり(お年寄りの別れの挨拶?)、聞いて行った「元祖湯」も、古い作りながらも休憩和室があってくつろげた。250円という安さにも感激した。
 港近くの公園に戻る途中で缶ビールを買って、宵の口の漁港を眺めながら、ほろ酔い気分は最高だった。
 ところが、バックパッカーには、それなりのリスクというか心構えというか、自衛の手段もあるのです。
 港の近くの公園で、昼に食べるはずだったインスタントカレーやら缶詰めやらを食しつつ、焼酎ぐびくび。
 と、そこに現れたるは、怪しげなママチャリの30歳くらいの男。
 前のかごには大型のペットボトルが何本も放り込んであり、荷台にはビニール袋でくるまれた荷物と傘がくくりつけてあった。
 「こんばんは」、と、こちらから挨拶し(暗くてよくわからなかったのだ)、いったんは走り去った。
 ところが、15分くらいして、再び現れた。
 もう食べないからと、中華メンチカツ4個入りパック291円の差し入れ付きである。
 正直、まいったねコリャ状態。
 辺りには、まったくひとけはなく、テキトーに話を受け流しながら、こちらは黙々と食事。
 相手の話は明らかに変で、例えば、東京から自転車で来たと言っているのに鹿児島弁で、そのうち、出身はこっちの山の方だと言ってみたり。
 たぶん腕力では楽勝だろうと踏んで、受け流していたら、「頑張ってください」と言い残して去った。
 やれやれ。
 せっかくいい就寝ポイントだと思ったのに、寝込みを襲われてはたまんないので、焼酎を飲みきり(くやしいからメンチカツも完食)、朝炊く米の準備をしたところで、場所替えすることにした。
 15分ほどキックスケーターで走り、別な公園へ。
 そちらは、さき程の公園よりも立派で大きく、ひとけはないけれど、街灯は豊富だ。
 どこで寝るかな、と、散策していると、水のみ場で25歳くらいのジャンパーを着た男が(ジャンパーのいる陽気か?)、ビニール袋の中身を洗っていた。
 突然出くわしたので、つい、「こんばんは」と挨拶してしまったのだが、チラリとこちらを見ただけで無視。
 ビニール袋の中身は小銭のような感じだった。
 まったく、勘弁してくれよなぁ。
 今宵は、変な人が多い。
 公園を進むと建物が現れ、国民宿舎と書いてあった。
 まぁ、これも何かのお導きでしょう、と、泊まることに決めた。
 素泊まりは洋室シングルで6,300円なり。
 部屋に荷物を放り出すと、21時だった。
 普通の日なら、更なる野宿ポイントを探しただろうけど、今日はマイ・バースデーなので贅沢(?)しましたとさ。
 さらにひと風呂浴びで(他に誰とも会いません)、缶ビールとテレビ。
 こうして原稿を書いて、すっ裸で眠るとしますか。
 その前に、アップデートしなくちゃね。

 てことで、23時ころ寝ましたとさ。


瀬尾観音三滝


薩摩は見えましぇ〜ん


ようやく見つけた日陰だけど、強風で調理は断念


武家屋敷通り


資料館


大慌てて食事


風呂風呂〜